皆様こんにちは、理容室ひがしのゆーすけです
先日とあるお客様からこんな話をお聞きしました。

「なんか幹細胞を使って髪増やす治療があるみたいでやってみてるんだー」

それを聞いて幹細胞というものがあることは知っていた私ですが、幹細胞で発毛?というのは初耳でしたので興味をそそられました。
気になったら調べてみたいという難儀な性格でして、それから幹細胞について調べてみたわけです。

さて、調べるはいいもののそもそも幹細胞とはいったいなんでしょうか?そこから勉強してみます。

 幹細胞(かんさいぼう、stem cell)は、分裂して自分と同じ細胞を作る(Self-renewal)能力(自己複製能)と、別の種類の細胞に分化する能力を持ち、際限なく増殖できる細胞と定義されている。

wikipediaより抜粋 

ふむふむなるほど、全くわからん。

案の定まったく分からないのでもう少し調べてみました。
その結果、動物の身体を構成する細胞として体細胞(脳や筋肉等の個体を維持する細胞)と生殖細胞があり、その体細胞の中でもまだ何になるか役割が決まっていない細胞が幹細胞と呼ばれるのだとわかりました。

簡単に言うと身体の色々な部分になることが出来る細胞という認識でよさそうですね。

なんとなく幹細胞について分かったので、本題の幹細胞で発毛治療って何?という点を調べました。

調べてみると、幹細胞の発毛治療は医療行為となっていてHARG治療と呼ばれているそうです。
HARG療法(ハーグ療法)とは、AAPEパウダー(※)を溶解したものを頭皮に 直接注入する治療法のことです。
(※)AAPEパウダーとは健康な成人女性から採取、分離した脂肪由来の幹細胞、すなわち脂肪幹細胞を培養し、その脂肪幹細胞が分泌したタンパク質を分離し、それをろ過し、滅菌、精製したものを粉末化したものです。

なるほどなるほど。まとめますと
脂肪幹細胞から出るたんぱく質を粉末化したものを頭皮に注入(注射)する治療のようです

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AGA(男性型脱毛症)については少し知っている方もいると思いますが
簡単に言うと男性ホルモンの影響で発生したDHT(ジヒドロテストステロン)という物質のせいで
毛髪ヘアサイクル中の成長期が短く、休止期が長くなる為、毛が生えない成長しないとなる病気です。

上図はHARG治療によってカクテルを休止期の毛根に注入することによって、成長因子の作用が働き成長期と休止期のヘアサイクルを改善しようということですかね。
AGAの仕組みから考えると理にかなっているのではないでしょうか。
あと細胞に働きかける治療なので女性の方でも効果がありそうです。

今までAGAというと、有効な治療はミノキシジルやフィナステリド(今はデュタステリドが有名)を使う投薬治療でした。
ですがこの治療は完全に投薬にあたるため副作用の危険があるわけです。
効果が高い治療法ではありますが、副作用と聞くとやはり怖さはありますよね。
その点HARG治療は注射なので医療行為ですが、薬品を使うわけではないので副作用の心配はほとんどないようです。その点では優れていると言えそうですね。

色々お話してきましたが、このHARG治療もデメリットは存在します。

  • 料金が結構高いこと、保険適用外なのでこれは仕方なさそうです
  • 内服ではなく皮膚に注入する行為のため薬剤投与の内服薬治療と比べると効果に個人差が大きい

まとめ
幹細胞を使った育毛はHARG治療と呼ばれている
HARG治療は再生医療にあたるため薬品投与はなく副作用の心配はない
成長期を促進、休止期を抑制するため発毛促進という意味では理にかなっている
DHTを阻害するわけではないのでAGAへの効果という点では個人差が大きそう
保険適用外なので料金は結構お高い

メリットデメリット両面で見てきましたが、新しいアプローチでの発毛法を知れて良かったです。
この先AGAへの対策や育毛・増毛というテーマは世界中で永遠に続くのだろうなと思っています。
誰にでも効いて副作用の心配もほとんどない夢のような薬が開発されたらそれこそノーベル賞ものでしょう。そんな夢のような薬が一男性としていつか開発されたらいいなと願っています。

研究者の先生方がんばって!

おわり